ASD（自閉症・アスペルガー）は恋愛が続かない？体験談と対策を紹介

• 恋愛が続かないのはASD（自閉症・アスペルガー）のせい？
• 発達障害があると恋愛や結婚はできない？

こんな悩みを抱えている人はけっこう多いです。

でも安心してください。私はASDとADHDの当事者ですが無事に結婚することができました。

ちょっとした対策で、ASD（自閉症・アスペルガー）の人間関係や恋愛はぐっとうまくいくようになります。

この記事では恋愛が続かないというASD当事者の体験談と、恋愛を長続きさせるための対策について紹介します。

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【体験談】ASD（自閉症・アスペルガー）は本当に恋愛が続かない？

ASD（自閉症・アスペルガー）の当事者ならわかると思うのですが、付き合うまではなんとかこぎつけてもそこから先がうまくいかないことがよくあります。

ここでは20代でASD（自閉症・アスペルガー）診断のある発達障害男性の恋愛体験談を紹介します。

アプローチは積極的に

正式に付き合った年齢は18歳の高校３年生の時でした。

彼女も私と同じ高校３年生。頬がふっくらしたかわいらしい印象の女の子でした。

初恋の人と雰囲気や顔が似ていたこともあり、廊下ですれ違うとつい目で追うことが増えていきました。

何度も彼女を見ているうちに「話してみたい」「付き合ってイチャイチャしたい」という気持ちが大きくなり、授業で同じ班になったチャンスに思い切って話しかけました。

それをきっかけに少しずつ少しずつ話をして仲良くなり、クラスでも挨拶をしたり話したりできるくらいの仲になりました。

付き合って最初のうちはうまくいく

そして数ヶ月たったある日、学校の帰り道で思い切って告白し彼女からOKをもらうことが出来ました。

付き合い始めてからは放課後に一緒に勉強したり、夏祭りでデートをしたりと高校生らしい付き合い方でした。

夏休みということもあり二人っきりで過ごせる時間がたくさんあり、手をつないだりそこから先の念願の「イチャイチャ」もすることができました。

彼女とイチャイチャしている時間はかなり気持ちが高ぶっていて、心臓の鼓動がかなり早くなり体温も1℃くらい上昇していたように思います。

初めての彼女ということもあり、気が付いたらあっという間に数時間過ぎているような感じで、彼女との付き合いに夢中になっていました。

数カ月経つとギクシャクからの自然消滅へ

彼女と付き合って最初のうちは特に問題はなく楽しく過ごしていたのですが、数カ月経つと彼女のことを考えるのがしんどくなっていきました。

僕の態度がそっけなくなっていくことに彼女は不満だったようで、ケンカになり関係が悪化していきました。

今思えば付き合い始めの僕は、彼女に自分の良いところを見せたいためにダメなところを押し隠し、本当の自分をかなり偽っていました。

でも常に気を張り続けることはできないので徐々にボロが出てきます。

そんな僕に対して、彼女は僕の態度が急に変わったように感じ戸惑ったのでしょう。彼女の態度もキツくなっていきました。

不機嫌な彼女にうまく対応することができず、返事を先延ばししているうちに自然消滅という形で別れてしまいました。

本当の自分を見せられない人との付き合いは続かない

その後も何人かの女性と付き合いましたが、最初の彼女の時と同じパターンで自然消滅したりケンカ別れになってしまいます。

子どもの頃から自閉症の特徴のせいで人間関係が破綻したりいじめられたりすることが多かったので、好きな人に最初から本当の自分を見せることができません。

また、

• ありのままの自分では好かれる価値がない
• 付き合うためには「かっこいい自分」を装わなければいけない

という思い込みもかなり強いです。

ですが先ほども書いたように、自分を偽り続けたり発達障害の独特なこだわりなどを隠し続けることはできません。

結局、恋愛を続かせるためには本当の自分を受け入れてくれる人を見つける必要があるのだと感じています。

【対策】ASD（自閉症・アスペルガー）でも恋愛を長続きさせるコツ

恋愛が続かない傾向にあるASD（自閉症・アスペルガー）にとって、恋愛を長続きさせるコツには以下のようなものがあります。

• ASDの特徴や対策を知る
• ありのままの自分で付き合える人を見つける
• 恋愛のプロからアドバイスをもらう

ASD（自閉症・アスペルガー）の特徴や対策を知ろう

まずはASD（自閉症・アスペルガー）に起因する自分の傾向を知ることが重要。

例えば以下のような感じです。

• うるさい場所が苦手 → 耳栓やノイズキャンセリングイヤフォンを使う
• 独特のこだわりがある→ 恋人に説明して理解してもらう
• うまく伝えられずケンカになりやすい → 紙に気持ちを書いて整理しながら話し合う

発達障害であるASDの特徴は生まれつきのもので、努力では埋められない部分も大きいです。

無理をして治そうとしたり隠そうとしてもストレスが大きくなるだけというケースもあります。

恋人に理解してもらったり別の対策を考える方がスムーズに解決することが多いです。

素の自分で付き合える人を見つけよう

理想のタイプはあると思いますが、自分に無理をしてお付き合いをしてもしんどくて長続きしなかったり、自分を偽るストレスで体調を崩してしまったりすることがあります。

ですから最初から素の自分で付き合える人、本当の自分を理解してくれる人と付き合うことがおすすめです。

恋愛のプロからアドバイスをもらおう

「自分は恋愛が下手かも」「いつも恋愛がうまくいかない」と感じる人は、婚活サイトや結婚相談所などの恋愛のプロからアドバイスをもらうのがおすすめ。

ASDがあると客観的に自分を理解することが苦手になりがち。

そのため、なぜ恋愛がうまくいかなかったのかの原因を自己分析できなかったり、原因がわかってもその対策を立てられなかったりすることがよくあります。

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【まとめ】ASD（自閉症・アスペルガー）の恋愛が続かない悩みは対策はできる

ASD（自閉症・アスペルガー）があると、独特のこだわりや人間関係の苦手さのために恋愛が続かないことがよくあります。

でも工夫次第で自分と相性の良い相手を見つけたり、恋愛を長続きさせる対策を行うことは可能です。

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