【体験談】ASD・ADHDは恋愛ができない?当事者6人の失恋例と対策

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  • 好きな人ができてもなぜかフラれてしまう
  • ASDやADHDがあると恋愛ができないのだろうか…

このような悩みを持っている発達障害の人は多いのではないでしょうか。

結論から言うとASD(自閉症・アスペルガーなど)やADHDがあっても恋愛はできます

ただし、ASDやADHDの特徴のために恋人ができなかったり恋愛が長く続かなかったりすることも多いようです。

この記事ではASDやADHDの方5人に聞いた恋愛体験談を紹介しつつ、一人の恋人と長く付き合うための対策を説明します。

さつき

このサイトでは、結婚したいASDやADHDの人が理想の相手と出会うための情報をお届けしています。

目次

ASD・ADHDは恋愛ができない?実際の体験談を紹介

ASD(自閉症・アスペルガー)やADHDがあっても恋愛ができないわけではありません。

けれどASDやADHDの傾向のために恋人ができなかったり恋愛が長く続かない人は多いようです。

ここではASDやADHDの人5人に聞いた実際の恋愛体験談を紹介していきます。

体験談①相手に合わせすぎて辛くなる(過剰適応)

  • 30代・女性
  • ASD(アスペルガー)、ADHD

 16歳の時に小中学校の時の同級生とお付き合いしていました。彼も私のことを好きと言ってくれましたが、愛情とは別に「守らなければ」と責任感を感じていたようでした。一人になりたい時や「そんなに心配しなくても」と思うこともありましたが、彼に嫌われるのが怖くてずっと我慢していました。おそらく過剰適応の状態になっていたと思います。本当は嫌なことでも断れなかったり、違和感を感じる優しさのような何かを我慢して受け入れていたので、彼にとっては心地よかったと思います。自分自身はすごく疲れてしまうのですが、当時は「付き合うことになるっていう状況にするのだけは簡単だなあ」と思ったのを覚えています。

ASDやADHDがあると子どもの頃から失敗体験が多く、自己肯定感が低かったり自分に自信が持てないことがよくあります。

そのため相手に嫌われることが怖く、過度に相手に合わせる「過剰適応」になってしまうことがあります。

Aさんは自分が過剰適応だと気づいてからは、過度に周りに合わせないように意識するようになったそうです。

また「空気を読むのが疲れるからはっきり言って」とお願いしているそうですよ。

さつき

自分の傾向に気づいて対処するのが重要ということですね!

※過剰適応とは…環境や周囲の人に合わせるために自分の考えを過度におしころしてしまうこと。過剰適応の状態が長く続くとストレスから二次障害としてうつになることもある。

体験談②ASDの独特の感性を理解してもらえなかった

  • 20代・女性
  • ASD(アスペルガー)、ADHD

 18歳の時に、専門学校で出会った人でした。相手も同じ18歳、大人しい物静かな男性でした。学校内で役員決めをする際にクラスメイトと揉めてしまい、その際に助け舟を出してくれた事から好きになりました。相手も私に好感を持ってくれていたのですが、付き合っていくうちに私の独特な価値観を理解出来ないと別れてしまいました。また、人の気持ちが分からないことも致命的で、相手が楽しそうに話しているときに私が突然別の話を持ち出してしまう事が多々あり、彼氏の気分を損ねてしまう事がよくありました。

ASDがあると独特のこだわりがあったり、空気が読めずに場違いな話をしてしまうことがよくあります。

ASDやADHDについてある程度理解を示そうとしてくれる人とじゃないと、一緒にいるのがお互いにしんどくなりがちです。

さつき

私も普段周りから浮かないようにASDやADHDの特徴を隠しているので、素の自分を出すと相手にびっくりされることがあります。

体験談③表情や気持ちが読めないので相手の愛情が信じられない

  • 20代・女性
  • ASD(アスペルガー)、ADHD

 アスペルガー起因だと思いますが、相手の感情がわからないので余程愛情表現が豊かな人でないと相手の気持ちが信じられません。「好きだよ」と言われても「そうなんだ」としか思えず、相手を苦しませたことが多くあります。「この人はこう思っているんだな、少なくともこう伝えたいんだろう、今の時点では」などと考えてしまいます。

ASD(自閉症スペクトラム)の特徴として、目に見えないもの・抽象的なものが理解しにくいということがあります。

わかりやすく愛情表現をしてくれないと本当に好かれているか自信が持てなかったり、「好きだ」と言われても「今だけの一時的な感情なのでは」と感じることがあります。

さつき

空気を読んだり雰囲気で察することを強いる相手とはコミュニケーションがしんどくなることが多いです。

体験談④モラハラをさやすい

  • 40代・女性
  • ADHD

 夫は特に子供が生まれてからモラハラ気質が強まりました。自分にとって気に入らない発言を私がすると数日間無視する、子供を連れて行先も告げずに何時間も外出するなど精神的な攻撃をしてきます。

ASDやADHDがあると、恋人・夫婦間でのモラハラやDVが問題になることがあります。

恋人に依存しやすかったりコミュニケーションをとるのが苦手なことが、最終的にモラハラやDVという形になってしまうようです。

さつき

周囲の友人から「それモラハラだよ」などと忠告されても、自分では気づけなかったり自覚がないという場合も多いです。

体験談⑤付き合ってもいつの間にか自然消滅してしまう

  • 20代・男性
  • ASD(自閉症スペクトラム)

 正式に付き合ったのは高校一年生の時でした。同級生の彼女は頬がふっくらしてとてもかわいらしく、廊下ですれ違うとつい目で追っていました。そのうち見るだけでは満足できず、「話してみたい」「付き合ってイチャイチャしたいと」思うように。授業で同じ班になったのをきっかけに自分から話しかけ、そこから少しずつ仲良くなることができました。友達の状態を数ヶ月続けた後、一緒に帰っている途中で告白をしました。すると返事はOK。無事付き合うことに。そこから一緒に遊びに行ったり、お祭りデートをしたりしましたが、二学期になる頃には自然消滅してしまいました。その後の恋愛でも最初の数ヶ月は問題ないのですが、相手との関係が徐々に悪化し別れるか自然消滅を繰り返しています。

ASDやADHDなどの発達障害の人の中には、付き合うまでは良い自分だけを見せて頑張ってアプローチをするけれど、いざ付き合ってみると徐々に素の自分が出てきて相手に引かれたり、関係がぎくしゃくしてしまう人がいます。

恋人は友達よりも一緒に過ごす時間が長かったり、イチャイチャしたりスキンシップをしたりなど距離が近いので自分を偽り続けることはできません。そのため相手に素の自分を見せられないと、恋愛関係に疲れてしまうことが多いのです。

恋人と長続きさせるためには、素の自分を理解してくれる相手と付き合うことが重要です。

さつき

無理して付き合うのはしんどいですよね。

体験談⑥なぜかわからないがフラれてしまう

  • 40代・男性
  • アスペルガー症候群

 相手の女性は29歳の会社員で、小柄な優しい感じの方でした。私の方から一方的に好きになり、仲良くなるために毎日メールを送ったりデートに誘ったりしました。最初は頻繁に返事が帰ってきたのですが、次第に返事の回数が減っていきました。結果的には1回食事をしただけで終了し、その後は音信不通となってしまいました。私が空気を読むのが非常に下手で相手の気分を害してしまったのではないかと思います。私は、昔から空気が読めなかったり、周囲から浮いている存在でした。そのようなキャラを彼女は悟ったのかもしれません。

 昔から好きな人が出来て、食事に運よく誘えたとしてもそれっきりで全く長続き致しません。今まで1年以上も付き合ったことなど全くありません。現在42歳です。何故か相手が逃げていくような感じがしてなりません。これが非常に悩んでおります。30代になっても、女性とは知り合いましたが1回カラオケ行ってそれで終わりです。それ以後は集団で会いましょうと言われました。男の魅力がないのでしょうか?

ASDの場合、空気を読むのが苦手で相手にフラれてもその理由がわからないことがよくあります。

理由がわからないと改善をすることもできないので、同じ失敗を繰り返してしまいがち。

なぜかわからないけどフラれてしまう場合は、自分だけで解決しようとせずに友人や結婚相談所のスタッフなどの第三者のアドバイスをもらうことがおすすめです。

さつき

結婚相談所や婚活サイトを利用すれば、プロの方から相性の良い相手探しや適切なアプローチ方法なども教えてもらうことができますよ。

ASD・ADHDの恋愛対策3選

以下ではASDやADHDの人におすすめの恋愛対策3選を紹介します。

ASD/ADHDの特徴や対策を知ろう

まずはASDやADHDに起因する自分の傾向を知ることが重要です。

例えば以下のような感じです。

  • 忘れ物が多い → スマホや鍵にストラップを付けてカバンにつける
  • よく遅刻する → スマホのリマインダー機能など自分に合った方法を見つける
  • うまく伝えられずケンカになりやすい → 紙に気持ちを書いて整理しながら話し合う

努力では埋められない部分も大きいので、私は自分なりの対策を考えるようにしています。

さつき

恋愛はもちろん、楽に生きていくためにも自分の傾向と対策を知ることはかなり役に立ちますよ。

素の自分で付き合える人を見つけよう

理想のタイプはあると思いますが、自分に無理をしてお付き合いをしてもしんどくて長続きしなかったり、自分を偽るストレスで体調を崩してしまったりすることがあります。

ですから最初から素の自分で付き合える人、本当の自分を理解してくれる人と付き合うことがおすすめです。

さつき

最近は障害者コミュニティがあるマッチングアプリや婚活サイトもあります。まだお相手がいない方は活用を検討してみてください。

恋愛のプロからアドバイスをもらおう

「自分は恋愛が下手かも」「いつも恋愛がうまくいかない」と感じる人は、婚活サイトや結婚相談所などの恋愛のプロからアドバイスをもらうのがおすすめ。

ASDやADHDがあると客観的に自分を理解することが苦手になりがち。

そのため、なぜ恋愛がうまくいかなかったのかの原因を自己分析できなかったり、原因がわかってもその対策を立てられなかったりすることがよくあります。

さつき

本気で付き合える恋人や結婚相手を見つけたい人は、恋愛のプロに依頼するのが効果的です。

【まとめ】ASD・ADHDの人の恋愛体験談と恋愛対策

ASD(自閉症スペクトラム)やADHDの人の恋愛・失恋体験談と恋愛対策についてまとめました。

恋愛対策3選は以下の通り。

  • ASD/ADHDの特徴や対策を知る
  • 素の自分で付き合える人を探す
  • 恋愛のプロからアドバイスをもらう

ASDやADHDは恋愛のハードルになることがありますが、恋愛ができないわけではありません。

さつき

私自身、幸せな結婚生活を営んでいます。

一人では難しいからこそ恋愛のプロなどの第三者に相談することも必要。

婚活市場においては年齢はとても重要なので、恋愛を始めるなら早ければ早いほど効果的。

もし迷っている方はその時間がもったいないので、まずは無料相談から初めてみてください。

今まで気づかなかったあなたの魅力や恋愛作戦についてのヒントがもらえるはずですよ。

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この記事を書いた人

32歳・理系研究職。ASDとADHDの当事者。既婚者。学生時代は気づかないうちに彼女を怒らせてフラれたり、気が付いたら自然消滅していたことも多々あり。その経験を生かしてASDとADHDの特徴に合った恋愛マニュアルを自作し、自身の恋愛・結婚生活に生かしています。ASDやADHDがあっても自分が望むなら幸せな結婚ができることを伝えたい。

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